ソフトウェアエンジニアに向けて勉強中です(今は応用情報技術者、そのあとはjavaをやろうと思っています)。 ここでは、勉強のこと趣味のことを書き連ねて行きたいと思っております。

読書遍歴

アニメの感想、本の感想、資格勉強の内容、プログラミング学習についてなどを短くまとめます。

SHERLOCK

NetflixBBC制作のドラマ、SHERLOCKを見始めました。

まだ1話しかみてませんがその感想を載せます。

 

見所は、演技、ワトソンのキャラクター、脚本やカメラワークなどの裏方です。

まず主演のベネディクトカンバーバッチの演技が素晴らしかったです。神経質な演技がいい感じに原作の社会的な規範から大きく外れたホームズ像を表現していました。

抑揚をつけずに興奮や無関心などの感情をのせるテクニックは本当にすばらしいです。

 

ワトソンも心因性の身体障害を抱えていたという設定も興味深かったです。あの設定のお陰で事件の本筋から大きく外れずにワトソンがホームズとペアを組む理由が明らかにできていました。

原作のワトソンはごく普通の人物といったイメージでしたが今回のワトソンは平凡ながらも所々に危なっかしさがあり、以前SNSで読んだ「異常行動を起こすホームズよりもホームズと一緒にいながら正気をたもてるワトソンの方がサイコパスだ」という言説を思い出しました。

 

最後にストーリーや絵の作り方が素晴らしかったです。

ホームズが頭を働かせている時の絵や最後の緊迫感あるやりとりで交互にアップの絵を出すなど技巧を凝らした表現が多く引き込まれました。特に派手な動きはないのに、老人の台詞だけでクライマックスに持ち込めるのは間違いなく脚本の力だと思います。(もちろんカメラワークや音楽などの要素も大きく寄与していると思いますが)

 

原作のシャーロックホームズは答えの後出しのような感じがするのであまり好きでは無いのですが、このシリーズは時間をかけながらでも観ていきたいと思います。