Trello がとても使えそう
タスク管理サービスのTrelloについて書きます。
Trelloはトヨタのカンバン方式をモデルに作られたウェブサービスです。
仕組みはカードをリストごとにまとめて表示するというとてもシンプルなものですが、そのシンプルさに大きな可能性を感じました。
Trelloのどこが革新的なのかを説明するために同じような用途で使うことが想定される一般的なToDoアプリとの比較で説明をします。
一般的なToDoアプリはそのタスクをやったかやっていないかの2つの状態で表します。
一方Trelloはそのタスクを「やった状態」「やっていない状態」「取り掛かり中」「難しいから保留」などいくつもの状態の中から選んで配置することができます。
そして、それらの状態は一面に同じウェイトで配置されているので終わった作業が隠れてしまうようなことはありません。
やや不適切な例えを出すと、一般的なtodoアプリが電子工学的コンピュータだとすればTrelloは量子コンピュータです。
まだ、Trelloを使って何かを成し遂げたわけではないのでここからはいくつかの想定使用例を載せていきます。
初めに紹介するのは読書管理です。
積読本が溜まっていて、さらに過去に読んでもう一度読もうと思っている本、途中で断念して保留になっている本、今読んでいる本が入り乱れて収拾がつかなくなっていても以下のように整理することができます。
カードの中にはさらに内容を書き込んだり、一般的なチェックリストを入れたりもできるので僕はカードの中に本の感想や教養書であればテストリストを作っています。
次に紹介するのは勉強への利用です。
リストの分類はこれからやることと勉強中の分野と読んで分かる程度の理解、実装できるレベルの理解です。
ポイントは理解の中に複数のレベルを設けたことです。これによって各分野での理解の強弱が見える化します。
最後にこれはまだ試していないのですが、試験勉強用のボードです。
計画としては問題集のセクション割でカードを作る予定です。
カードの中には各セクションのポイントを書き込みます。
そしてリストは
「演習待ち」
「演習中」
「1周目」
「2周目」
「全問正解」
「理解不足」
を考えています。
たぬきちのビジネスモデル
今までゲームをやってこずに最近買ったswich lightとポケモン、パワプロ、スマッシュブラザーズもいまいち面白いと思えなかったのですが「どうぶつの森」のCMを見て思わず買ってしまいました。
今回は「あつまれ どうぶつの森」において主人公を無人島に移住させる「たぬき開発」のビジネスモデルについて考えていこうと思います。
あつまれ どうぶつの森 Direct 2020.2.20 無人島生活をくわしくご紹介
この動画はたぬきちが社長を務める「たぬき開発」の無人島移住パッケージのCMという設定です。
この中からビジネスモデルに関わる部分を抜き出してみます。
始めに主人公は他の動物2匹とともに水上飛行機で無人島にやってきます。
その時に主人公はたぬきちから借金を負います。
その内訳は
- 移動代
- 人件費
- テント代
- スマホ代
です。土地代は含まれていないので無人島はたぬき開発が所有しているのでしょう。
ここで大事なのは人件費です。
移動にかかった人件費という解釈もできますが、きっと無人島移住パッケージプラン全体の人件費でしょう。
すると、たぬき開発は無人島の購入費と飛行場、案内所の建築費以外の出費をしていないことになります。
次に大切なのが無人島を開拓して発展させていくのが基本的にはプレイヤーの仕事ということです。
これはゲームなので開拓ができなかったら始まりませんが、要は主人公たちは金を払って労働をしているわけです。
この映画も移住費用をはらってほかの星に移住して、その星での労働によって一生かかって債務を返済するという設定です。
次にプレイヤーは家を買います。
この時に「たぬき開発の本業であるハウジング事業」と言っています。
つまり、無人島の移住と暮らしサポートはすべて家を売るための布石だったのです。
家を売るためにだいぶ遠回りをしているように見えますが、たぬき開発から見れば、先行投資は
- 無人島の土地
- 飛行場
- 案内所
だけです。
暮らしサポートの人件費は移住者に払わせています。
そして家を売るときにその土地も合わせて売っているのでしょう。
これで無人島を買う先行投資も回収しています。
さらに大事なのは何もない無人島に家を建てて売るのと既に出来上がっている街の一部に家を建てるのでは後者のほうが高く売れます。
つまりたぬき開発は主人公らの無賃労働によって開拓された土地を売って稼いでいるので。
隙の無い完璧なビジネスモデルです。
結論
不動産ビジネスはおいしい。
パレートの法則から考える最適なプロ野球選手数
パレートの法則は全体の成果の8割は2割のメンバーが出しているという経験則です。
この法則だと2割の成果を出す、8割のメンバーは何をしているのかと考え次の仮説を得ました。
『8割のメンバーは次の2割になるための層を形成している。』
これをプロスポーツに当てはめると8割の成果を出す2割で構成される1軍を維持するためには1軍の5倍の規模を持った控え組織を持つ必要があるのではないかと思いました。
日本プロ野球で考えると1軍登録が約25人、支配下登録選手が70人なので適正人数の200人には遠く及びません。
育成契約選手を多く抱え3軍制度による層の厚さで有名なソフトバンクでも支配下育成合わせて約90人なので足りません。
ではマイナーリーグとして各球団が8チームもの下位チームを持つメジャーリーグはどうでしょうか?
MLBでは40人をロースターとしてメジャーリーグの試合に出場できる選手として登録し、その中から25人がアクティブロースターとしてベンチ入りします。
そして、8チームのマイナーチームが各チーム最低25人の選手を抱えているとすると(具体的な数字は見つけられませんでした)200人の選手がマイナーリーグで切磋琢磨していることになります。
そこで冒頭のパレートの法則を思いだすと40人のロースターに対してその5倍の200人の控えがいればトップチームの質が高く保たれることが予想できます。そして予想通りの結果になりました。
やはりメジャーリーグが世界最高峰リーグと呼ばれる所以はその経営力のみならず選手層の厚さにもあるのだと思いました。
野球だけでもよかったのですが折角なのでサッカーについても考察していきたいと思います。
Jリーグはリーグ全体の人数で比較していきます、
J1 571人
J2 638人
J3 376人
J1のチーム数が18チームなので最低限必要な人数は198人
198人を2割としたときにトップチームを維持するのに必要な人数は990人。
余裕でクリアしています。
もっとも、昇格を目指すJ2チームもJ1並みの戦力を揃えるでしょうし、MLBと異なりJ1が求めたからJ2、J3が有望選手を移籍させるような一方的な関係は無いと思います。しかし、各チームに下部組織があることを考えると十分な選手層は確保できていると思います。
応用情報技術者 午後問題集1周目終了
応用情報技術者試験の午後試験の問題集1周目が終わりました。
思っていたよりも難しかったです。
各分野の印象としては、
- セキュリティ
- アルゴリズム
- ネットワーク
といった技術系の分野は記述形式になっただけで基本情報技術者の延長で行けそうな気がしました。
一方で比較的簡単だと思っていたマネジメント系で足を掬われました。
基本情報技術者では選択式ということで常識に従っていればある程度取れていた気がするのですが、応用情報技術者は正確な知識が必要なうえに求める水準もかなり上がっていると感じました。
今後の方針としては、本番で選択する予定の分野を中心に2周目を解いていきます。
マネジメント系は教本を読みながら得点源にしていきたいと思います。
午前試験も、1日10から30問づつ解き進めています。
知識系の頻出問題は大体わかってきました。
あと忘れてはいけないのが申込です。
申し込みます。
劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 感想
本日公開の劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明を観てきました。
冒頭のマルルクちゃんの日常だけでチケット代の元は取れました。
本作を一言で表すと、”黎明卿の愛“そして“狂気”だと思います。
他にもいくらでも適切なまとめ方はあると思いますが、作中で最も愛という概念の似合わない黎明卿が愛について語る狂気が強烈だった、というのが“黎明卿の愛”と表現した理由です。
愛では無いにしても、作品を通じで黎明卿の描き方が重要な要素であることはたしかだと思います。
そして作中で非道なことばかり行う黎明卿ですが、映画が佳境に差し掛かる頃になると「実は黎明卿、いいやつなのでは」と思ってしまうあたりが鮮烈な体験でした。
このように感じてしまう理由としては、黎明卿の行動原理が主人公たちを含めた探掘家たちと全く同じ行動原理
つまり
「憧れは止められない」
に従っているからに他ならないのでは無いかと思います。
主人公たちは憧れを止められない、と生きて地上に戻る選択肢を捨てて奈落の底を目指し、黎明卿は「憧れは止められない」と狂気の領域に立ち入ったのでは無いかと思います。
さらに、作中で黎明卿が主人公のリコに対して「あなたは思っていたよりずっとこっち寄りなのかもしれませんね」と語っているように基本の思考回路が黎明卿とリコでは酷似しているのも観客が狂気に染まった黎明卿に共感してしまう理由だと思います。
映画を見たあとにTVシリーズ1話を見るとわかるのですが、黎明卿がレグを解体しようとして試みる検査項目とレグに出会ったばかりのリコがレグに試みる実験が実によく似ているのです。
まとめると、最後に友人の死を踏み台にして深界6層に向かう主人公たちも含めて「憧れ」で狂気を正当化している点と、その狂気が当たり前の世界を描ききるアニメーターの力量がメイドインアビスという作品を特別なものにしているのでは無いかと思いました。
そして、マルルク可愛い、ナナチ可愛い。
ななちのようなものを描いてみました。
2019年読書振り返り、2020の方針
2019年は、139冊の本を読むことができました。
概ね目標だった1ヶ月あたり10冊を達成することができたことになります。
今回は2019年の読書の良かった点と改善するべき点を挙げて2020年の読書面の目標を考えようと思います。
2019年の読書の良かった点は、豊富な時間を生かしてたくさん読むことができたことと、就活があったこともありビジネス書を読む機会が増えたことです。
読書の量に関してはたくさんの本を読んでいく中で、だんだんと選書の能力も上がっていっているように感じています。(漠然と有名な新刊を選んでいたスタイルから、長く読まれている本も混ぜていくスタイルになりました)
ビジネス書を読む機会の増加は読書の質の改善をもたらしたと思います。
特に外国のビジネス書や古いビジネス書は、用いられている例が身近で無いことが多く、よく知っている企業で置き換えて考える必要があるので考えらがら本を読むことができました。
2019年の読書を踏まえて2020年の読書で改善したい点は、1冊分の読書から得る価値の最大化です。
小説は、文のリズムに合わせて読んで楽しめればそれで良いと思うのですが、ビジネス書やエッセーなどはもっと考えながら読んで読み終わった後に得るものがある読書がしたいと思っています。
具体的には、本の感想をブログでアップする回数を増やします。
4月以降はフルタイムで働き始め、読書の時間も意識して捻出する必要があると思うので量の読書から質の読書への変換を図っていきます。