好奇心が未来をつくる
好奇心が未来をつくる ソニーCSL研究員が妄想する人類のこれから
- 作者: ソニーコンピュータサイエンス研究所
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2019/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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好奇心が未来をつくる ーソニーCSL研究員が妄想する人類のこれから という本を読みました。
内容は、ソニーCSL(コンピュータサイエンス研究所)に所属する20人の研究員が自らのバックグラウンドや研究の意義、今後の展望について語るというものです。
この本を読んで2点驚いたことがありました。
1つ目はバックグラウンドの豊富さです。国籍が多様であったり、大学が外国であったりは当然ですが学問領域に関しても複数の領域を専門にする方が多かったのには驚きました。(ソニーCSLの茂木先生が東大の理学部と法学部を出ているのは有名な話)
きっと新た名価値を創造していくような研究では多様なバックグラウンドが優位に働くのでしょう。
もう一つ驚いたのは、研究員の方々が語る内容が哲学的だったことです。意識して哲学を語っている方もいましたが多くの方は自分の研究スタンスを語る中であったり30年後の世界について語る際に必然的に哲学的になっているといった印象を受けました。
この本を読めば研究者という固定概念が崩れると思います。研究者を志す人にはもちろん読んでもらいたいし、クリエイティブな仕事をしたいと思っているすべての人に勧めたいないようだと思いました。